『病院選び』アラフォー独身が癌になった時に選ぶ病院とは




 

『病院選び』アラフォー独身が癌になった時に選ぶ病院

 

こんにちは

 

 

加藤あやめです。

 

加藤あやめ,癌,病院選び

 

 

 

独り身で誰にも頼れない癌患者にとって、何を基準にして治療を受ける病院を決めるのがいいと思いますか。

 

・有名なドクターがいる病院

 

・“選ばれる病院ランキング”のような、口コミで評価の高い病院

 

・設備が整っていたり、先進医療といわれるような高度な治療技術をうりにしている病院

 

・遠方からも患者がやってくるなど人気の病院

 

・食事が美味しい病院

 

・きれいな病院

 

・実績があり、腕のいい専門医がいる病院 

 

      などなど・・・・・・・・・・・・

 

 

自分の命を預け、どんな治療をし、どのような結果になるのかの全てをその病院に任せるわけですから、

 

どこの病院に自分を預けるのがいいのだろうかと色々と考えますね。

 

 

 

 

私の経験から、一番重要だと結論づけた答えは『家から近い病院』です。

 

 

 

私が癌になったときには、友人がいくつかの病院の情報を調べて教えてくれました。

 

 

 

 

癌治療の実績が多く、設備が整っていたり、“あの病院はいいよ”と評判がいいと言われている病院にセカンドオピニオンで行ってみれば?と、

 

話してくれたりもしました。

 

 

 

 

けれども、私は始めに診てもらった歩いてでも行くことができる、家から近い病院を選んだのですね。

 

 

 

 

私が選んだ病院は、特別大きくもありませんし、腕のいいドクターがいるかどうかを調べたわけでもありません。

 

 

 

私が子どもの頃にもかかったことがあり、当時の建物のままですから、きれいでもありません。

 

 

 

ただ、“近いこと”が決め手の一番の理由です。

 

 

 

 

幸いなことに、歩いてでも行ける距離に癌治療のできる病院があったので、迷うことなくその病院を選びました。

 

 

 

では、なぜ家から近いことが病院選びの基準としたのかというと、“自分一人でも行きやすいかどうか”を考えたからなのですね。

 

 

 

 

独身ですから、入院するときも一人で荷物をまとめ一人で病院に向かいます。

 

 

 

 

付き添いに旦那さんや家族がいれば、送ってもらうこともできるでしょうが、独り身だとそういうわけにはいきませんね。

 

 

 

 

一時退院の時などにも、すっと自宅に帰ることができるかどうかは、治療中の人には重要です。

 

 

 

 

身体がしんどい状態で、一人で重い荷物を持ちながら、人の多い電車を乗り継ぎ何時間もかけて行ったり来たりをするのはとても応えるのです。

 

 

 

 

それに交通費も膨らみますね。

 

 

 

 

私は、気分がよくて陽射しが穏やかな日は、30分ほどかかりますが歩いて帰宅していました。

 

 

 

 

そして、病院に戻るときにはさすがに疲れが出ているのでタクシーを使っていました。

 

 

 

 

それでもタクシー代は千円前後ですみますし、ものの5、6分ほどで病院に戻ることができますから、身体への負担も少なくすみます。

 

 

 

 

私は、病気が分かる前からとても疲れやすくなっていて、夕方には30分ほど横になり身体を休めなければ台所に立つことも、夕食を摂ることもとても辛い状態が続いていました。

 

 

 

 

そして、病気がわかり手術を受ける前には腰回りの鈍い痛みとだる重い感覚が強くなっていました。

 

 

 

 

ですから、たとえ評判がよくても、誰かが勧めてくれても、遠くの病院にかかる気力などわかなかったというのもあります。

 

 

 

 

そして、癌の再発で長期の入院をしているときには、遠方の母が時々大阪まで来てくれて顔を出してくれたました。

 

 

 

その時には私の自宅に寝泊まりをし、家のモノを持ってきてくれることもありましたが、

 

それも病院と自宅が近くなければ簡単にはできないことだったと思います。

 

 

 

 

そして、今、私は治療を終えて定期的に診察に行っています。

 

 

 

 

ところが、この秋にさしかかった頃に風邪がこじれてしまったのか、とても長引いてしまい定期検診の予約日に病院へ行くことができずキャンセルしたのですね。

 

 

 

 

今回はCT検査もあったので、時間がかかり一日仕事になることに耐えられそうもないと感じてのキャンセルでした。

 

 

 

 

近い病院ですら、通院は疲れるのです。

 

 

 

 

これが遠方の病院だったとしたら、なおさら行くのが億劫になると思います。

 

 

 

 

そもそも、癌や大きな病気になると痛みやだるさなどの身体の症状だけではなく、気持ちの部分にも辛さを抱えていますね。

 

 

 

そして、その辛い部分を少しでも和らげたいと思って病院に行くのだと思うのです。

 

 

 

 

ところがその通院が、かえって疲れや負担になってしまうのはできるだけ避けたいと思うのが、自然な感情です。

 

 

 

 

癌になると、家族や友人はその人の病気をなんとしても治したいと思うものです。

 

 

 

 

ですから、病気になった本人以上に色んな事を調べてきたり、いい病院に診てもらうことを勧めたりします。

 

 

 

 

もちろん、その人のためと思って動いてくれています。

 

 

 

 

けれども、実際に治療を受けるのは病気になった本人です。

 

 

 

 

そして、そこからの生活があることをも考えなければいけません。

 

 

 

 

常に側にいて、すべての面倒を見てくれる人がいるのであれば、その人に任せるという選択もありますね。

 

 

 

 

けれども、私の様に自分一人で何とかしていかなければいけない立場の人間は、

 

最終的にこれからの自分の生活を考え、治療や病気と上手くバランスを取らなければやっていけないわけです。

 

 

 

 

遠くて通いづらい病院よりも、近くにあり一人で行きやすい病院を選ぶというのは結構重要だと思います。

 

加藤あやめ,癌,病院選び

 

 

自分で決めたら、誰かを責めることがない

 

 

 

私は、癌になったとき、何も治療せずこのまま過ごしたいと思いました。

 

 

 

 

アラフォー独身ですから、どうせ独りだし、生きていたって苦労するだけの人生が待っているだけなのではないかと感じていたからです。

 

 

 

 

けれども、私がどんな姿であろうと生きているだけでいいと願い望む人が一人でもいる限り、生きなければいけないのだと考えさせられました。

 

 

 

病気になったら治療するのがあたり前だと、頭ごなしに決めつけて悩み迷っている私を責める人もいました。

 

 

 

「それなら、この先の面倒も責任持って見てくれるのか」と、反発心を抱いたこともあります。

 

 

 

できもしないのに無責任に正論をかざしたり、優しい言葉を使わないで欲しいという思いからです。

 

 

 

 

収入もない、職もない、どんな後遺症が襲いどんな生活が待ち受けているのかも見えない不安から、何かにすがりたい気持ちが溢れました。

 

 

 

 

けれども、もしも仮に誰かが支えとなってくれていたとしても、最終的には自分のこととして決断をしなければいけなのですね。

 

 

 

 

何かや誰かを信じたり、助け合ったり、尊重したりができることはとても素敵です。

 

 

 

 

けれども、頼り依存しすぎてしまうと、それがなくなったときに困るのは自分です。

 

 

 

 

最低限、自分のことは自分でできるようにしておいた方がいいのですね。

 

 

 

 

ですから、病院選びも、誰かを頼らずとも自分で負担なく行くことができると思える所を自分で決めることが、精神的にもいいのだと思います。

 

 

 

私は、自分で病院を決めました。

 

 

 

誰かを頼らずとも、一人でも通うことができると思った病院です。

 

 

 

 

そして、自分で決めたからなのかは分かりませんが、治療に対しても病院に対しても誰かに不満を感じることはほとんどありませんでした。

 

 

 

もしも、誰かが勧めてくれて、余り納得していない状態でその病院にかかっていたとして、

 

嫌なことがあったときには“あなたを信じたから決めたのに”と、理不尽に責めてしまう自分勝手な文句を言っていたかもしれませんね。

 

 

 

追記

 

 

先日、やっと定期検診に行ってきました。

 

 

 

 

放射線治療を受けていた腫瘍は、そのまま吸収されることもなく、消えずに残りかすのようなかたまりの状態でいるそうですが、

 

癌の再発はしていないらしいです。

 

 

 

リンパ浮腫や疲れやすさ、食べることへの意欲の低下などの後遺症は消えませんが折り合いをつけながらありのままでと暮らしています。

 

 

 

食べたい物は食べたいという意欲のあるときに食べています。

 

 

 

髪の毛もだいぶ伸びました。

 

 

 

まだまだ、髪の毛の寄付ができるまでには数年かかるのでしょうが、それまで伸ばし続けます。

 

 

 

 

私は、もしも再発していても、もう治療を受けることは考えていません。

 

 

 

 

けれども、自分の状態を知っておきたいので定期検診は今のところ続けています。

 

 

 

そして、やはり、親や子ども、友人達は経過がどうなのかを気にしてくれているのですね。

 

 

 

 

ですから、“大丈夫だよ”という言葉で診察結果の報告をすることが、気にかけてくれていた人達にとって一番嬉しい言葉になるのだと感じるようになりました。

 

 

 

そして、安心を与えることが私のできる“ありがとうを伝える手段”なのだろうなと思います。

 

 

 

 

自分が生きているのは、自分だけのためではなく、生きているという事実だけで誰かの支えになっていたりします。

 

 

 

私もそうです。

 

 

 

一緒に暮らしてはいませんが、子ども達の存在は私の心の支えです。

 

 

 

 

特別な才能や、学歴など何もなくていいのです。※『高校中退』は『大卒』にはかなわない?!

 

 

 

ただ、笑顔で元気に生きてくれていたらそれだけでいいのです。

 

 

 

そして、自由に生きて欲しいと想います。

 

加藤あやめ,癌,病院選び

 

 

病院を選ぶという基準は、人それぞれです。

 

けれども、長期の治療や後遺症との付き合いが続く病気は、生活の一部になります。

 

つまり、自分のこれからの人生にずっとついてくるものかもしれないのですね。

 

これは、病院選びだけではなく、どんなことにも当てはまるのではないでしょうか。

 

自分の人生は、自分が納得した道に進み造っていくことで、残りの人生が生きやすくなるような気がします・・・。

 

 

 

加藤あやめ

 

 


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いくつになっても、病気になっても、自分の心がときめき納得する生き方で自由に生きていきたいですね。

 

 

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